鰻の佃煮と蒲焼と。ついでにイカの燻製。
2011年 07月 24日

皆様、今年の土用は鰻を召し上がりましたか?
我が家は・・・・・土用には食べませんでしたが、
その前後に、大変沢山の鰻を調理いたしました。
ちなみにまだ冷蔵庫に調理済みのものがうなっとります。

旦那が斡旋で、いい生鰻をGETしてくれるのですが
それはこちらの都合の良い時にやってくる、というわけでなく。
「今日は帰りが遅くなる」なんて日に届いたりもするんです。
なのに「せっかくの鰻だから、すぐにうな丼で!」というポリシーが
なぜか(旦那には)あって
今年一発目のうな丼は・・・最悪でした。
何しろ夜8時過ぎから調理をしつつ、チビ姫の世話も同時進行してりゃ
無理にきまっとる。
当然出来上がりはぐずぐずのもので
食べながら泣きそうになりました。
せっかくのこんないい鰻。
ちゃんと美味しく食べてあげれなくて、ゴメンよ。
ほんとに、ゴメン。
・・・なんて感じです。
鰻好きのチビ姫もそっぽ向いたくらい。
自分で作って言うのもなんだけど、ひどかった。
鰻なんて、特に手間を惜しんでは美味しく出来ない素材なのに。
やっつけ仕事で食べようとしたのが、間違い。

そうして、リベンジするが如く。
作ったのが、この鰻の佃煮。
これが、ね。
とんでもなくおいしいの!!
前日の鰻も全部コレにすればよかった!と思うくらい。
チビ姫もこれがまた前日とは比べ物にならないくらい食べて
旦那と奪い合うような勢いでした。
鰻の佃煮って、いけるじゃんー♪
旦那の職場の鰻好き&元板前さんとかにも味見してもらい。
絶賛受けましたん♪
リベンジ鰻、愛情かければ、美味くできる証明!!
ってことで。
このレシピを確立すべく。
またまた鰻を佃煮にすること。3回。
佃煮だけで2・2・3尾。合計7尾調理しとりますw
そしてなんとか、出来上がったレシピがこちら♪
生鰻から作る逸品佃煮

料理名:鰻の佃煮
作者:カイエmama
■材料(作りやすい量人分)
生鰻(開いてあるもの) / 3尾
熱湯 / 適量
*味醂 / 大さじ2
*油 / 適量
①純米酒 / 200cc
①本味醂 / 100cc
①てんさい糖 / 50g
②たまり醤油 / 70cc
②こいくち醤油 / 30cc
③純米酒 / 100cc
実山椒 / 大さじ1-2
**アイテム /
底の広い浅鍋 / 1つ
クッキングペーパー / 鍋の直径×2
テフロンシート(あれば) / グリルサイズ1枚
オイルスプレー(あれば) / 1つ
詳細を楽天レシピで見る
これを作ろうとして、困ったのが
「鰻の佃煮」のレシピはそれなりにHITするものの、
ほとんどが「蒲焼」「白焼き」使用で
「生鰻」で作る方法が私の検索では皆無だったこと。
料理人による、料理本でもそうでした。
生臭くならないように、皮が丸まらないように
鍋を焦げ付かせないように、どうすればいいか?
ふっくら仕上げの方がいいか?
焦げ香りがない方がいいか?
等など、色々チェックしまして。
ようやくこんな感じかな?とレシピにまとめました。

1時間煮込みのあっさり仕上げと
2時間煮込みのこっくり仕上げの差も試してみましたよ。
旦那の感想は「好き好き」だそうで。
ま、そりゃそうだね。
残った煮汁は酒と味醂で延ばして醤油で味を調え、
うな丼用のたれに利用。
たっぷりとうなぎのエキスが入ってるので、
そこらのスーパーなどで売ってる鰻のなれなぞには負けない味です。
ちなみに酒は旦那がどっかの土産で買ってきた(北陸だったかな)の山廃。

角谷文治郎商店 三州三河 本みりん

溜は桝塚味噌の本溜
(画像はメーカーさんからお借りしてます)
鰻は愛知の誇る、三河一色産どす♪
そしてたれも出来上がったところで(ソレが目的の佃煮か?)

串打ち。
・・・随分慣れてきました・・・・。

焼きは旦那。
BBQで炭を起こして「どーしてもやりたい」ってゆーたわりに
「焼きは一生だな・・・」とショボーンしてました。
確かに焼きすぎや。

丼♪
2段になってます。
普段は胚芽米にしてる我が家ですが
うな丼の時ばかりは白米です。
うん。理由はいろいろありますが、長くなるんで割愛。

肝は湯引きしてから焼いた方がいいんだって。
(同僚の板前さん曰く)
でも捌いて3日目だったからかな。
苦かった・・・(TT)

この山椒、よかった!
山本貢資商店さん。HP
HPのTOPからだけでも、まじめな品作りの姿勢がうかがえるお店ですねえ。

なぜか、イカ。
いえね・・・・せっかく炭起こしたから
鰻だけじゃもったいないかなー。と
急いでイカを解凍し、塩麹に漬けて水分をぬぐい、
燻製器にセットして旦那に渡したら。
庭まで持ってくまでに、イカを落し、
炭がついたからと洗い。
イカなのに蓋を閉めてモクモクと煙だしをしたので。

・・・・・・・・・ちょっと酸っぱい・・・(TT)
・・・・・今まで私が燻製では
熱を90度以上に上げないこと、
水分は厳禁と散々自家製燻製を頬張る時に言ってたのは
彼のキャリアとしては培われてなかったようです・・・・。
はい。私がちゃんと責任持ってやってりゃ良かったんですけどね。
でも手で裂ける「おつまみイカ」にはなりました。はい。
・・・・どーでもいいけど、本来燻製って男性が喜んでやりそうなものなんだけどねぇ・・・・
ま、色々反省点のあった
今年の鰻料理でしたが。
まだ終わったわけでないようなので。
次回に生かせるようにしたいと思います(爆)
どうか、一日も早く穏やかな日常を取り戻せますように。






こちらでぼちぼちレシピup中です♪

