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葉っぱとハーブの会**メルクル~チーズの会**前編!

「羽根、伸ばしておいで」と言われて出かけたチーズ会♪
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以前紹介したメルクルというチーズ屋さんでは、たまに勉強会を行います。
今までも案内をもらってたのですが、結婚&引越しでアドレスが変わったのを連絡せずにいたので、先日訪問した時に改めて案内をお願いしておきました。

で、早速案内されたチーズ会にいそいそと行ってきました。
旦那も誘ったんですが「俺、チーズわかんないから」と振られてしまった(・_;)
(チーズ好きなのよ~・・・普通のなら・・・)

今回は色んなチーズの会がテーマ別に企画されていました。

①クロミエ研究会
②カマンベール研究会
③はっぱとハーブの会
④かわった形のシェーブルの会
⑤ブルビの会

どれも行きたい!・・ケド、
ぷ~たろうの主婦が岡崎から旦那をほっぽって行くとなると、どれか一つに絞らねば・・・
とすれば、「③はっぱとハーブの会」でしょう、私なら。(笑

時間は仕事終えてくる参加者のことを考えて7時から。
参加定員は12人。お店の3階でテーブルを囲みます。

葉っぱとハーブの会**メルクル~チーズの会**前編!_a0048852_12332180.jpgこの方、
オーナーの大類猶人さん。
愛称はチャーリー。
彼のユーモアたっぷりの話術で
会は進行されます。
紹介されるチーズは彼がフランスのランチェス市場で見つけたものだそうです。
その市場では農家のおじちゃんがどんっとチーズを説明もなしにおいていくので
名前もついていないチーズも
あるとか(^^;



ということは「日本未入荷のチーズ」が食べれちゃう!
心の中で快哉を叫ぶ私~♪

とわ言っても勉強会ですから、食べるばっかりでなくて
チーズの見分け方なども教えてもらいます。
例えばこの写真はエッジのあるチーズの見分け方レクチャー中。

チーズを手にとって、手のひらに置き、エッジの固さを触って確認し、真ん中を指で押してその弾力でチーズの熟成度を測るんだそうです。で。必ず裏返し、チーズの皮が満遍なくついているかを確認する。
というのは、ちゃんと熟成されているチーズというのは毎日裏返しを行い
チーズの皮の厚みを均等に満遍なくするのだとか。
熟練の技ですなー。
そしてチーズをどんな状態で食べるかを想定し、湿度・温度ともに気を配り毎日確かめる。
それが熟成師の技。お店でチーズの管理をしている庄司さんはすごい人だったのだー。おいしいチーズをありがとう~♪
フランスのおばちゃんたちはカマンベールチーズをその方法で確かめるため
店頭に積んである箱を(勝手に)あけ、指でぐいっとチーズを押し(穴をつけ)
「ふむ。これを買おう」と決めると、その試したチーズに蓋をして戻し、その下のチーズを買っていくそうです・・・・(オイオイ

日本じゃそんな買い方はできないですが、もし、フランスの市場でチーズを買う機会があればそうやって選ぶんだよ~、と。ふむふむ。メモっときましょう♪

葉っぱとハーブの会**メルクル~チーズの会**前編!_a0048852_1232067.jpg



さてさて、では実食です。
まずは白ワインをチョイス(別料金^^;)
して~。
(アルザスのピノブランです♪)







  


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葉っぱとハーブの会**メルクル~チーズの会**前編!_a0048852_1210361.jpg①名無しの
 シェーブル。
 (ガリック地方)





 あえて言うなら“シェーブル・ド・ガリック”山羊乳
 農家のおじちゃん曰く、「今は無名だが数年後にはとても人気が出る!」と
 自信満々だったそうな。
 ガリック地方の野原に沢山ある葵の一種の葉っぱを、シンボルにくっつけてあります。
 断面が面白くて、葉っぱのついているところだけ、チーズの熟成が進んでいません。
 これは葉の下はクロロフィルの働きで酵素を吸収するので熟成しないんだそうです。
 お味は・・・
 おぉ~!マイルド~!!これがシェーブルですか!
 熟成が進んで皮の部分はとろ~り、として中はまだ若くてカッテージのようです。
 チャーリー曰く「ヘンな匂いのするシェーブルは熟成の仕方が悪い」んだそう。
 納得できます。
 こーれーはー。農家のおじちゃん、ガンバ!

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葉っぱとハーブの会**メルクル~チーズの会**前編!_a0048852_13111670.jpg②名無しの
 シェーブル
 (ポー地方)










 変わった形でしょう?
 むか~し、昔。
 よく作られていた形だったそうな。この形はヒラぺったいので早く熟成が進み、
 丸型が2-3ヶ月のところ、1ヶ月で出来上がってしまう。
 と、すると早く食べなくてはいけない。
 今は流通が発達して、色んな地域に発送できるのだけど、
 反面こういったチーズはすぐ賞味期限がきてしまうので、日持ちがしない、と
 今ではあまり作られていないそうです。
 しかし、フランスでは「フランス人がもっと冷蔵庫を持っていたら、
 もっとおいしいチーズが流行るだろう」と言われるくらい、
 彼らは冷蔵庫を持っていないんだとか(チャーリー談)
 そうすると、でかいチーズを買っても食べきれないことも多く、
 却ってこういった小さなチーズが需要を増してきてるので、
 今後は流行るかもしれないなぁ、などと豆知識。
 大きさは笹かまぼこを一回り大きくしたくらい。裏も見ます。
 断面・・・じゅくじゅくのとろとろです。
 葉っぱはシダ。シダって殺菌能力が高いんだそうです。
 はがしつつ食べてみると・・・
 ん~、ちょっとシェーブル臭します。ですこーし舌にピリっと感じました。

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さてさて、出てきたチーズは一番最初の写真に写ってるもの+1種類。
他のチーズの説明は、

次 回 に 、続  く!

(・・・さて、晩御飯準備してきます~~(^^;)

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by Laurus-nobilis | 2006-04-13 12:53 | 食いしんぼ道楽

 シンプルに 丁寧に 沁み滋味と豊かに そして何より真っ当に。


by カイエ