益子陶器市
2008年 11月 07日
その最初が益子。しかも陶器市目当てというのは
なんとも私らしい(笑
11月1日から4日間。
益子で陶器市がある、とひょんなことから知って
「せっかくだから、親戚の家によったついでに行こうよ。
一旦うちに帰ってまた別の日に益子に行くより旅費も浮くし」
と決めたとたん、今回の旅行は怒涛のように計画が進みました。
私の生息地、愛知ではあまり益子焼きの名は聞こえてきません。
出会いは一昨年訪れた伊勢神宮のおかげ横丁。
陶器の店晩酌屋で、一目ぼれしたお銚子。
これが益子焼でした。
土肌のぬくもりを残した作風は
なかなか他にないな。と。
この時はセットになる盃が売れてしまってたので
後ろ髪を引かれながら、この商品も買わずに来たのです。
陶器の祭りが開かれてるんですよ。
と聞いたのも、このお店で、でした。
時は移り。
今年初夏。
本屋でこんな本を見つけます。
里山のレシピ
益子・スターネットの台所暦
星恵美子 著
最初はレシピを眺めていたのですが
次に器を見て。
あれ。
この器。
好み。
って。
益子?聞き覚えが。
ましこ・マシコ・益子・・・
益子!
益子焼の、益子!?
それから目覚めたかのように、意識が一気に益子陶器市に向かいます。
「益子焼の陶器市に行きたい」と旦那に伝えつつ
宿泊が取れなかったら諦めるしかないけど。
と問い合わせたフォレストイン益子はすんなり予約も出来。
(この時点で他の宿泊施設は満室だった)
これはねぇ。呼ばれてるんでしょうか。益子に。
さまざまな符号が、ここで集結している気分でした。
そんな気持ちで、陶器市へ、いざ。
抜けるような秋っ晴れ。
まだ10時近くでしたが、まずは「スターネット」へ。
前述の本のレシピ舞台となっているカフェです。
益子に行くならどうしてもここへ行きたい!と予約を申し込んだんですが
「陶器市の時は混み合うので、順番にお通しします。
開店は11時からですので、
30分前にお越しになればお通しできるかと」との返事。
じゃ、30分前に行きましょう。と朝食がまだこなれてないながらも行くと
既に待ってる人が4-5組ほど。
早めの開店で中の名前と人数を伝えて中のギャラリーを見ていると
ここに気になる器がありました。
浅い片口鉢。
底にはすりおろし器が。
この茶と白がありましたが
もともとの益子焼は「茶」「黒」「白」の釉薬で作られてると聞き、
「どうせなら益子焼らしい色のがいい」と
旦那のリクエストに応えて茶色を選択。
店内は白壁に木を使い、ナチュラルで柔らかい灯りを当てた
落ち着く内装。
蒔ストーブもあったり。
残念ながらカメラ禁止だったので写真はないのですが
ランチも野菜タップリで優しいオーガニックの味わいでした。
(旦那は厚揚げと大根のとりそぼろみたいなので
私はカレー。
カレーもスパイスの香りが効いたヘルシーなキーマカレータイプ)
朝食に続いて、ランチでもふんだんに野菜を食べれて私は絶好調(笑
たまたま最初に行った特設テントコーナーで
中津川(岐阜県)から参加されている陶芸家の方にお話しを聞きました。
秋より春のほうが大きいそうですが
路面店の前で出店があるかと思えば、
方々の広場ではずらりとひしめくようにテント店が出店されていて。
こりゃ、マトモに見てたら1日で見切らないなぁ。
と旦那。
特に「これが欲しい」と目的があって来たわけでなく。
「あのさ。多分“これ”ってのがあったらスッと目に入ってくるよ。
さっきもそうだったじゃん」
買わない気で行っても、
たいていその場を去りがたい器に出会えることってあり。
そんな時は遠めに眺めていても鷹の目で見てるかのように
視界に飛び込んでくるんですよね。
それが、これ。
鬼崎琢智さんと言う方の
作品でした。
皿の裏も模様。
これも。
湾曲してますが^^;
ケーキ皿にいいかな。と。
益子焼きはもともとは日常的に使う生活に根づいた焼き物だったのが
ここ最近はカラフルなもの、デザイン的なものが増えているそうです。
これは誰に聞いても口を揃えて教えてくれました。
もともとはたぬきも有名なのかな?
(狸と言うと信楽焼き、って来ちゃいますが)
2度ほどいったせともの祭りはどっちかというと
業務用というか工場生産が目立っていたのに比べ
(もちろん、作家さんも出店されていて、
私はそういった店ばかり見に行きますが)
ここ、益子は作家さんの店のほうが多いんじゃないかしら?
こういった町そのものを使った
演出とか。
ここならではという気がします。
何より、この祭りに出ているテキヤは一味違う!
カフェから出店してるのか
「豆カレー」のノボリを出しているところもあれば
燻製とバーベキューセットで店を開いているところも。
なんだか全体的にカフェっぽくて「おしゃれ」なんですよね。
いつもなら旦那があれこれ買い食いするはずが
この日はさすがに朝食・昼食ともしっかり食べたせいか
「お腹すいてない」と。
それでも旦那のトイレ休憩の間、たまたま歩いていたところにあった
チリドック屋さんが、私の眼を引きました。
ソーセージとハムのお土産販売もしていたので
手にとって、いつものクセで材料表記を確認すると。
うわ!
シンプル!!
これは試してみなければなりますまい。
で買ったのが
チリドックと
ソーセージの盛り合わせ。
・・・・・・これは。
美味しいよ。
化学添加物何にも入ってなくても、
これだけの味
出せるんだよね~~っ!!!
このチリがまたピリっとたっぷりで、うんまいっ!
そいえば、ここ。
益子の観光調べていたときにHITしたところだ。
無添加ハムと聞いて行きたいと思ったけど
今回は日程的に無理と諦めてたんだよね。↓
「とん太ファミリー」
今回行くことの出来なかった他の益子のカフェも。
とてもとても、食の方向性が私と一緒みたい。
おしい。
つくづく、おしい。
益子。もっと我が家に近ければ~~っ!!!
気軽にリピートするには遠すぎるっ!!!
この後、旦那がお土産を買いに酒蔵「外池酒造」に行き、益子を後に。
次の町は宇都宮。
ぷちオフ会もありました♪